トップ >  たばこが胎児に与える影響

妊娠中の喫煙と先天異常の関係

妊婦の喫煙と先天異常

このページで紹介している先天異常に関するものは、
私が見た資料の中で、最もショッキングな内容でありましたし、
もしかしたら、みなさんが一番気にされるところかもしれません。

以下、順に紹介していきますが、
このページの妊婦の喫煙と先天異常に関する資料は、
すべて、タバコ病辞典(第12章 妊娠・出産、新生児)を、
参照させていただいております。

喫煙と先天異常のリスク

喫煙量と先天異常のリスク まずは「妊婦の喫煙と出生児の先天異常(1)」です。

妊娠3ヶ月目の妊婦が、1日にたばこを吸う本数により、
どのくらい先天異常のリスクが高まるか?
ということがわかるようになっています。

意外だったのが、
非喫煙の妊婦と1日10本以下の妊婦を比べた場合に、
先天異常のリスクに変化がないという点です。

しかし、1日に21本を超えると、一気に先天異常のリスクが高まります。

リンク先のサイトに書いてありますが、
1日に0~20本のたばこ吸う場合と、
1日に21本以上のタバコを吸う場合とでは、
先天異常の出産リスク比は1.6倍にもなるそうです。

消化器、循環器、泌尿生殖器の先天異常

先天異常が見られる身体の箇所妊婦の喫煙と出生児の先天異常(2)」です。

赤ちゃんの身体のどこかに先天異常が見られた場合に、
喫煙している妊婦から生まれる赤ちゃんの方が、
先天異常のリスクが高いことを示しています。

たばこを吸わない妊婦と喫煙する妊婦とを比較して、
最も先天異常のリスクの差が大きいのは、
消化器系の1.42倍。

他のどの身体の箇所に先天異常が見られた場合でも、
すべてにおいて、タバコを吸う妊婦からの出生児の方が、
先天異常の可能性が高いという結果が出ています。

指や足、唇などの先天異常

外見上の先天異常妊婦の喫煙と出生児の先天異常(3)」です。

ひとつ前では、消化器、循環器、泌尿生殖器など、
身体の内部の先天異常の発生リスクについて
見ることができましたが、
次は、指や足、唇などの身体の外見的な部分に発生する
先天異常のリスクです。

ぱっと見でもわかるように、
1日に21本異常喫煙する妊婦の場合、
先天異常の発生リスクも飛びぬけて高くなることがわかります。

たばこは絶対にやめてもらいたいですが、
やめられないまでも、本数を減らす努力は、
先天異常の発生リスクを低くするということがわかります。

妊婦の喫煙と無脳症の関係

妊娠中の喫煙と無脳症妊婦の喫煙と無脳症」です。

無脳症とは、お腹の中で後頭部の脳幹まで成長しますが、
脳半球が形成されないという病気です。

妊婦のお腹の中では、生きることができますが、
100%死産すると言われています。

その無脳症の発生リスクを示したデータですが、
喫煙している妊婦全体で、
無脳症の発生率が高いという結果
になっています。

つまり、1日に1~9本の喫煙でも、
無脳症の発生リスクは高まってしまうということです。

父親の喫煙と先天異常の関係

父親の喫煙と先天異常 今度は、「父の喫煙と出生児の先天異常」。

これまでは、母体である妊婦の喫煙に関するデータでしたが、
妊婦と一緒にいる時間が長い父親の喫煙が、
出生児にどのような影響を与えるか?
というデータです。

しかし、父親の喫煙による先天異常の原因は、

  • 妊婦の受動喫煙によるものか?
  • 精子の遺伝子異常によるものか?

というところまでは、わかっていないようです。

データにあるのは、

  • 鼻骨欠損
  • 二分脊椎(せきつい)
  • 横隔膜ヘルニア
  • 内反・外反足
  • 皮膚色素異常

父親の喫煙により、皮膚色素異常の発生リスクが、
3~4倍にもなっています。

妊婦の喫煙とダウン症候群の関係

妊娠中の喫煙とダウン症候群 最後に、「妊婦の喫煙とダウン症候群」。

データは、参考サイトを参照すると、
「卵子第2成熟分裂(MMⅡ)における
染色体不分離に由来するダウン症候群」
を対象としています。

驚くべきは、現在喫煙している妊婦と、
喫煙経験ありの妊婦を比較してみると、
どちらもたばこを吸わない妊婦の2倍以上の発生リスクになるということです。

ということは、妊娠したらたばこを止めれば良い。
という考えでは、通用しないということになります。

しかし、それでも、現在喫煙中の妊婦による、
ダウン症発生率が、約3倍ということですから、
妊娠中の喫煙は控えた方が良いということに変わりはありません。

スポンサードリンク

 

< 乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生リスク 禁煙のストレスと喫煙はどちらが危険か? >

読むだけでタバコが吸いたくなくなるテキスト

[ 妊娠中の喫煙のトップへ ]