トップ >  ユウの涙あり感動ありの出産(全6話)

陣痛室までの時間

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朝、9時前に病院に着きました。

病院へ向かう車中、どんどん緊張が高まってきて、
おなかが痛くなってきていました。
陣痛ではなく…緊張のあまりにです。

普段、ユウは冷静に見られる性格で、
「緊張する」とか、「怖い」とかを口に出すと、
余計その思いが強まるので、いつも平常心を装っていた。
でも、さすがに、未知の体験の出産。
夫に「緊張する」と連呼していました。

そんなユウの状態をよそに、やっぱり夫は余裕の表情。

夫は…
何も考えていないのか?
それとも、余裕のふりをしていたのか?
それとも…本当に余裕だったのか?

いまだに、あのときの夫の気持ちは分かりません。

病院についてから、早速先生が内診してくれました。

破水して、もしそこからばい菌が入ると、赤ちゃんにも影響してくるから、
「陣痛促進剤で、陣痛を早めましょう。」と言われました。

ユウは、普通に陣痛が来て、
普通に陣痛の間隔が短くなって、出産。
そういうお産を想像していました。

そもそもお産に普通も意外もないのかもしれませんね!

でも、破水が先にきたり、陣痛促進剤を打つと言われたり、
私は、ちゃんと無事に赤ちゃんを産むことができるのか
どんどん不安が募っていった。

今、こうしている間にも、ばい菌が入って、赤ちゃんに何かあったら…。
そんな恐怖が頭の中をよぎっていた。
ただ、先生も看護師さんも、いつもと変わらない、落ち着いた表情。

この人たちは、何人もの赤ちゃんを無事に誕生させてくれた
お産のプロフェッショナルなんだ!

きっと大丈夫!!

そう自分に言い聞かせるように、
止まらないドキドキを落ち着かせながら、陣痛室へ向かった…。

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< ドキドキの明け方 陣痛室にて >

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