トップ >  帝王切開後の入院

新生児特定集中治療室(NICU)

NICUとは?

NICU とは、新生児特定集中治療室の略語

そこには、出産予定日より早く生まれた赤ちゃんや、小さく生まれた赤ちゃん、
そして何らかの病気を持って生まれてきた赤ちゃんが
集中治療を行われるために、入院しています。

常時、医師や看護士がいて、
24時間管理で万全の体制が整っているそうです。

私の子供もそこにいました。

その部屋に入るには、ドア越しにインターホンで許可を取らなければならない。
外からは開かないようになってあるみたい。
中から開けてもらい、入るとまず、スリッパの履き替え。
専用ガウン着用。
そして十分な手洗いをして、消毒液をこすり付ける。

次に、足でスイッチを踏むと、ドアが開いて入れる。

中に入ると、ピッ、ピッ、ピッ、と心電図のような機械の音が
色んな所から、それぞれのトーンで聞えてきた。

新生児用の、プラスチックベットがたくさん並んでいて、
ひとりに1個、モニターが付いている。

赤ちゃんって、たいてい小さいけど、
ここには想像以上に小さい赤ちゃんが、たくさんいた。

その小さな赤ちゃんたちも、立派な名前があり、きちんとケアされていることが
ひと目でわかる。

ピッ、ピッ、ピッ、っと安定した音だった赤ちゃんのモニターが、急に
ピー、ピーっと、けたたましく鳴り出し、びっくりした。
看護婦さんは、それほど慌てる様子もなく、寄って来て
「はいはい。吸盤が取れちゃったね~」と付け直していた。
動いた時に、どうやら外れたらしい。

その隣に私の子がいた。
この、NICU の保育器の中で、まずは自力で呼吸ができ、
体温調節ができるようになることが必要だそうだ。

そして体重が増加し、安定したら退院できると言われた。

手術後1日目のひとり部屋

帝王切開の手術後1日目が、いちばんきつかった。
体が思うように動かせなくて、ナースコールを押すのにも
お腹が痛む。

大げさだけど・・・
点滴の替えにやってきた、看護婦さんのスカートが
シーツに触れるだけでも痛かった。

友達にメールでもしようかと、携帯を探すけど、
たしか引き出しに入れていたから、手が届かない。
あんな所に置いた旦那に、腹が立った。

のどが、渇く。看護婦さんに言うと「絶食中だから、水分もダメ」
と言われ、濡れタオルで口を拭いてくれた。

あ~、お腹もすいた・・・
最後に食べたのはいつだっただろう。何だっただろう。
って考えて、時間をつぶしたっけ。

退屈だった。動かせるのは、点滴をしていない方の腕と、顔だけ。
術後のため、ひとり部屋なので、話し相手もいなく暇だ。

耳を澄ませば、隣の部屋から、赤ちゃんの泣き声や大人の笑い声が聞えてくる。

ひとり部屋で寂しい反面、良かったなとも思った。

顔も洗ってない。歯も磨いてない。
身内以外のお見舞いは、遠慮してほしいものです。
何せ、ベットの脇には、尿パックが下がってるんですから。

理想の出産とは、全く違う現実で何度も泣いた。

念を入れた安産祈願で、超安産だったはず。
ゴージャスな部屋。
そして、私の横には、かわいいおくるみに包まれた赤ちゃん。
それを囲むように、主人や友達がいて、
「パパ似だね。いや、ママ似だよ」っと絶えない笑い声。

世の中、こんなもんだ・・・
涙が止まらない・・・

同じ病院内にいるのに、赤ちゃんに会うこともできず、抱いてもいない。
涙が止まらなかった。

スポンサードリンク

 

手術後、初めての歩行開始 >

出産準備アイテムリスト

[ 帝王切開のトップへ ]