帝王切開の手術後1日目のひとり部屋
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ひとり部屋
帝王切開の手術後1日目が、いちばんきつかった。
体が思うように動かせなくて、ナースコールを押すのにも
お腹が痛む。
大げさだけど・・・
点滴の替えにやってきた、看護婦さんのスカートが
シーツに触れるだけでも痛かった。
友達にメールでもしようかと、携帯を探すけど、
たしか引き出しに入れていたから、手が届かない。
あんな所に置いた旦那に、腹が立った。
のどが、渇く。看護婦さんに言うと「絶食中だから、水分もダメ」
と言われ、濡れタオルで口を拭いてくれた。
あ~、お腹もすいた・・・
最後に食べたのはいつだっただろう。何だっただろう。
って考えて、時間をつぶしたっけ。
退屈だった。動かせるのは、点滴をしていない方の腕と、顔だけ。
術後のため、ひとり部屋なので、話し相手もいなく暇だ。
耳を澄ませば、隣の部屋から、赤ちゃんの泣き声や大人の笑い声が聞えてくる。
ひとり部屋で寂しい反面、良かったなとも思った。
顔も洗ってない。歯も磨いてない。
身内以外のお見舞いは、遠慮してほしいものです。
何せ、ベットの脇には、尿パックが下がってるんですから。
理想の出産とは、全く違う現実で何度も泣いた。
念を入れた安産祈願で、超安産だったはず。
ゴージャスな部屋。
そして、私の横には、かわいいおくるみに包まれた赤ちゃん。
それを囲むように、主人や友達がいて、
「パパ似だね。いや、ママ似だよ」っと絶えない笑い声。
世の中、こんなもんだ・・・
涙が止まらない・・・
同じ病院内にいるのに、赤ちゃんに会うこともできず、抱いてもいない。
涙が止まらなかった。
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