赤ちゃんとの面会
NICUで初めての面会
ゆっくりゆっくり歩いて、ようやく着いたNICU。
ひと呼吸した。
この中に私達の赤ちゃんがいるんだね。
旦那に入る手順を教わる。
中から、看護婦さんが出てきて「ゆっくりでいいいですよ。」
と、ドアを押さえていてくれた。
中に入ると若い女性が、ひとりいた。
パジャマではないし、お化粧もバッチリしている。
どうやら入院患者じゃないらしい。
笑顔で挨拶をした。とても感じの良い人だった。
その人は、慣れた手付きでさっと着替え、
手を念入りに洗い、消毒液のポンプをリズミカルに押していた。
大事そうに抱えた、B5ノートには、「面会ノート」と書かれていた。
そんなのがあるんだぁ・・・
私は、他人事のように見ていた。
その人が足スイッチを押すと、自動でドアが開いた。
想像以上に広い部屋と、想像以上のベッド(赤ちゃん)が見えた。
支度を終わらせ、いざ中へ!
少し、緊張気味な私に旦那は「大丈夫?」と声をかけてくれた。
「そうそう、名前がないから、○○ベビーちゃんになってるよ。」
と教えてくれた。
そうだね・・・ まだ名前も決まっていない、わたしたちの赤ちゃん・・
「あそこが・・そう。」私は、早足になった。
プラスチックのベッドの中に、小さな赤ちゃんが、オムツだけで寝ている。
寒くないの?(当時、冬だったんです)
鼻にチューブが入っていて、
ほっぺたには、チューブを押さえるテープが、何ヶ所か張られていた。
胸には、たくさん吸盤を付けられていた。
そのコードは、ベッドの横のセンサーに繋がっている。
腕は、点滴の針が刺さっていた。
ひじが曲がらないようにか、板のような物をそえて包帯で巻かれていた。
小さな小さな足は、採血のあとかなぁ。バンドエイドが張られていた。
もう片方の足には、私とおそろいのネームバンド!
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、モニターを見た。
心音は安定。よく眠っている。
ベッドの中には、温度計と湿度計があった。
「何か・・・すごいね・・・」
私の第一声でした。
設備の事を言ったのか、子供の事を言ったのか、未だにわかりません・・・
担当医が来て、挨拶をされた。
少し緊張していたので、どんな会話だったかは、覚えていない。
でも・・「お母さん」と呼ばれて照れくさかったことと、
「一過性多呼吸」を起こしていると言われ、それが重い病気のように聞こえ、
泣きそうになった事は覚えている。
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